初めての愛知県立中受検ガイド|募集8校・仕組み・選抜ルールを徹底解説

【2026年最新】愛知県立中高一貫校とは?
仕組み・募集校・選抜ルールを徹底解説
「最近よく聞く『県立の中高一貫校』。地元の公立中と何が違うの?」
「中学受験って、私立みたいに何校も受けるものじゃないの?」
そんな疑問を抱え始めた保護者の皆様へ。愛知県の教育は2025年度から、これまでの常識を覆す大きな転換期を迎えました。
本記事では、これまで1,000名以上の受検生をサポートしてきた経験から、最新の実施要項に基づいた「愛知県立中のいろは」を、どこよりも分かりやすくお届けします。
目次
1. そもそも「公立中高一貫校」って何?
これまで愛知県の公立高校は、中学3年生で「高校入試」を受けて入学するのが当たり前でした。
「県立中高一貫校(附属中学校)」は、高校の敷地内に中学校を設置し、中学1年生から高校3年生までの6年間、継続的な教育を行う学校です。
高校受験がない:
中学3年生のときに受験勉強に追われず、自分の興味のある学び(探究活動)に没頭できます。
「併設型」というスタイル:
愛知の多くの学校は、附属中の生徒が原則としてそのまま高校へ進学できる「併設型」を採用しています。
2. 【確定版】愛知県の募集校(全8校)と定員・学区データ
愛知県で新設された「附属中学校」は以下の8校です。日進などの地域連携型とは異なり、これら8校は独自の選抜試験(適性検査)を行います。
| 学校名 | 募集コース | 定員 | 通学区域 |
|---|---|---|---|
| 明和高等学校附属中 | 普通 | 70人 | 県内全域 |
| 半田高等学校附属中 | 普通 | 70人 | 尾張(一部制限あり) |
| 豊田西高等学校附属中 | 普通 | 70人 | 三河 |
| 刈谷高等学校附属中 | 普通 | 70人 | 三河 |
| 時習館高等学校附属中 | 普通 | 70人 | 三河 |
| 愛知総合工科高等学校附属中 | 理工探究 | 35人 | 県内全域 |
| 津島高等学校附属中 | 国際探究 | 70人 | 尾張 |
| 西尾高等学校附属中 | グローカル探究 | 70人 | 三河 |
※愛知総合工科のみ、理工系に特化した35名の少数募集となっているのが特徴です。
3. 受検スケジュール:なぜ「1校」しか受けられないのか?
私立中学受験では「1月に何校も受ける」のが一般的ですが、愛知県立中は「1校しか出願できない」というルールがあります。
これには明確な理由があります。
「愛知県内すべての県立中学校で、試験日が同じ日だから」です。
- 12月上旬: Web出願
- 1月中旬(1次選抜): 適性検査。この日が全ての学校で重なるため、物理的に「1校」に絞る必要があります。
- 1月下旬(2次選抜): 1次を突破した子のみが受ける、個人面接
「滑り止め」という概念がなく、まさに「第一志望への一発勝負」となるのが、公立受検の厳しさであり、やりがいでもあります。
4. 愛知独自の選抜ルール|マークシートと面接、通知表の真実
ここが最も驚かれるポイントです。愛知の選抜は、他県とも私立とも全く違うルールで行われます。
1次選抜:適性検査は「すべてマークシート」
愛知県立中の適性検査には、記述問題がありません。解答はすべてマークシートです。
「選ぶだけなら簡単?」と思われがちですが、実際は膨大な資料を読み解き、論理的に答えを導き出す「思考力」が試されます。
2次選抜:通知表の点数は判定に使わない?
1次選抜を通過すると「個人面接」が行われます。
ここで注目すべきは、愛知県の実施要項にある「調査書(通知表の評定)については、合否判定の資料としない」というルールです。
つまり、学校の成績が「オール3」でなくても、当日のテストと、面接や志願理由書で自分の思いをしっかり伝えることで、逆転合格が十分に可能な仕組みになっています。
5. 私立中学受験と何が違う?「費用」と「内容」の比較
「私立のほうが良いのでは?」と迷う親御さんのために、要点を整理しました。
| 比較項目 | 私立中学(一般的な例) | 愛知県立中高一貫校 |
|---|---|---|
| 授業料 | 有償(月数万円〜) | 無償 |
| 試験内容 | 算国理社の知識重視 | 教科横断・思考力重視 |
| 通知表 | 判定に使われることが多い | 2次選抜では判定に使わない |
授業料が無償でありながら、県内トップクラスの高校の設備や教育プログラムを受けられる点は、公立一貫校ならではの大きな強みです。
6. まとめ:今、親ができる最初のアクション
愛知県立中高一貫校は、決して「特別なエリートだけの場所」ではありません。
学校で習うことを深く理解し、それを日常生活の不思議や社会の問題と結びつけて考えることができる子なら、誰にでもチャンスがあります。
まずは、お子様と一緒に募集校のホームページを眺め、「この学校でどんな6年間を過ごしたい?」と会話をすることから始めてみてください。
🖋 この記事を書いた人

木越 健太
進学指導スペシャリスト
1,000人以上の合格を個別にサポートし、300人が集まる保護者会でも「入試のいま」を伝えている進学指導のプロ。
都内の大手予備校や塾で磨いた分析力を武器に、現在は豊橋を拠点に活動しています。難しい話をただ並べるのではなく、現場で直接お聞きする「保護者の皆様のリアルな悩み」に寄り添うのが信条。現在は「考える力」と「お金の知識」を掛け合わせた、CASH Onlineをプロデュース中!
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